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1番やさしいNFTの教科書

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目次

NFTとは?

最近NFTやメタバースという言葉を聞く機会が増えました。NFTアートが何億円で落札され、「すごいぞ!NFTの時代が来ていると」言われても、「NFTってなんですか?」ってなりますよね。

説明もしくは理解に失敗しちゃう理由は、NFTを言葉だけでとらえようとしているからです。

例えば、インターネットがない時代の人に、SNSを言葉だけで説明するのはかなり難しいですよね。そうは言っても、言葉から理解したいと多いますので、言葉だけの解説をすると、NFTは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」となります。

NFTは、「唯一無二の価値を持つデジタル資産」そういうふうに説明されたりするんですね。簡単に言うと「デジタルのものを所有する時代が来たよ」という話です。「デジタル所有物」です。意外と普通です。

インターネットやスマホ、SNSぐらい社会を変えるものだと思ってください。避けては通れないものになります。

Facebookのマーク・ザッカーバーグさんが、Facebookの社名をMetaに変更したことで、「メタバース」という言葉も話題になっています。

私たちは「この家は自分のものだ」、「この車は私のものだ」と言ってきました。法律でも整備されてます。「所有権」を証明するための契約書があります。車も、転売とかすると、「この車は誰から誰に売った」という記録がきちんと残ります。デジタルではない、実体があるものは所有権があります。ところがデジタルないものは所有権を証明することが難しかったのです。デジタルなモノは、共有することが基本だったからです。

写真を撮って、SNSにあげること共有に共有をされまくりました。

「デジタルなものは複製が可能だから、減るモノじゃない」「価値がない」この感覚が私たちにはあります。だから困っていた人たちがいるのです。

アートや音楽などの権利の所有者です。音楽のコピーできちゃいますよね。もちろん違法です。ただ、「シェアすると違法ですよ」という事はありますが、「ネットで出回っている画像や音楽が誰のものなのか証明できるのかよ」が難しかったのです。

NFTによって、「デジタルデータには価値がない」という時代が終わったのです。

デジタルデータの所有証明が可能になったのです。そのデジタルデータの中に「これは俺のものですよ」という所有者のハンコをデジタル上に混ぜられるようになったからです。

それを可能にしたのは、ブロックチェーンという技術です。

「この曲俺が作ったんだよ。勝手にダウンロードするなよ。」みたいな事は今まではできなかったんですけども、これからはできるようにな流わけです。他にもSNSでアイコンやヘッダーなどに画像を使ってますよね。その画像いいなと思って、スクリーンショットしたり、ダウンロードしたりして、「俺も同じものを使っちゃおう」というのができなくなります。スクショできない画像が出てきます。

「ネットの世界で、デジタルなものを所有ができる」とこと。これが革命なのです。

これは全ての業界に今までのルールを変更する力を持っているます。

それはアート、ゲーム、ファッション、スポーツ、音楽。

売買の仕方が変わってきます。所有権が証明されれば、あなたが買った楽曲を誰かに売ることができるようになります。CDを中古で売る感覚ですね。

あなたがダウンロードした画像を誰かに売ることもできます。

ゲームで世界でも、レアアイテムを手に入れて売れるようになります。繰り返しますが、デジタルのものを所有する時代が来たからです。ビックビジネスチャンスが生まれるんです。

人間はものを所有すると言う概念 を発明してから、圧倒的に経済を飛躍させました。

現実でも地価が低い土地と高い土地がありますよね。所有を認めて、証明することができます。

デジタルでも土地の価値が生まれ始めます。デジタルで仮想空間に所有を証明できるようになったのです。ついに土地に裏面ができたのです。 Facebookが社名を変更するほどに仮想空間上の土地を取りに行ってるのです。仮想空間の土地という概念がわかりにくいと思いますので、ここでメタバースの説明をしておきます。

メタバースとは?

メタバースは海外のSF小説家が作ったメタ+ユニバースを縮めた造語です。これまでも、3D仮想空間はありましたが、電源を切ったら、いったんその世界が終わって、電源を入れるとまた始まるというものでした。メタバースの条件というの何個かあります。

・自分が電源を切ってもその世界は永続している

・いつでも誰でもそこにアクセスできて同期できる

・参加している全員が同期している

メタバースは現実社会と同じぐらい自由に仮想世界が使えるということです。

しゃべって服を変えて、お金のやりとりをしたり仕事をしたり、いろんなことができます。ほぼ同じ現実社会と同じことができるんです。

SANDBOXという香港の会社が作った会社です。空間があってマップ自体は統一されていて、有限の土地が仮想世界にあるわけです。そこに土地が区画分けされていて、売られているんです。

もうすでに大手企業がここの土地を買っているわけです。ほとんど売り切れなんです。

そこで自由に3Dのものを組み立てて、ゲーム化ができるんです。ゲームの中でゲームを作れるんです。すると、そこに人が集まります。そこで自社の広告ができますよね。

「そういう会社があるんだ」というように、宣伝・広告扱えるし、そこに人を集めてワークショップ・講演活動ができます。さらにその土地を転売できるのです。

そうなると、地価が上がった土地の隣を買うのがいいですよね。人がたくさん来るから、ビルや商業施設ができて、その隣の土地の値段が爆上がりします。現実世界で六本木ヒルズができてその周りの地価が上がるのと同じです。

現実世界だと、広さに限界がありますが、仮想空間は、広げることができます。土地がびっしり広がると、ある時急にその土地の周りに土地ができて、さらに販売が開始されます。

こうして少しずつ少しずつ仮想のエリアが広がっていくわけです。中心が栄えてだんだん離れた土地があって、また中心地の地下が上がっていくわけです。今買っておいたほうがいいと思いますよね。これがビッグネームの人たちが仮想世界の土地を買うわけです。

それだけではありません。仮想世界でも、土地ができると、そこに建物を作ります。建物もきちんとデザインしなければ、そこに人は こないでしょう。そこで、いろんなものをデジタルで作れるデジタル建築家が出てくるのです。

これからはその仮想世界で、建築が上手い人の取り合いなってきます。

「SANDBOXのあの車と建物を建てたのは僕です。」とか言ったら、「じゃあ私の家も作ってくれよ。」ってなるんですよ。そういったデジタル建築家が現れるんですよ。

だから世界がみんな仮想空間の土地を買いに走ってるんですよ。

メタバースとあいうのは、ゲーム・ファッション・アート・音楽・スポーツ、ありとあらゆるジャンルが全部繋がっている仮想世界なのです。実際の世界でもファッションと 音楽とゲームみんなリンクしてますよね。アーティストが歌う服も注目されます。ゲームで使われる音楽も注目されますよね。ゲームと音楽とアートとファッション。全て現実社会と同じようにつながり出して、そして経済を生むのです。仕事になるんです。

ゲームを実況したり、ゲームをやって動画を作ったりして稼ぐと言う人が増えました。ゲームで食べていける人がこれからもっと増えるんです。

これからは直接ゲームでお金を稼ぐことができます。アイテムを売って稼げます。キャラクターの服をデザインできます。誰かが売った服を買って、それをさらに転売して稼げるんです。

すでにゲームの中に、農民・商人・職人・という職業区分できています。農民は自分でダンジョンに行ってアイテムをとってきて、商人や個人に売る人のこと。

商人は一定の価格で同じ種類のものを買い取って、市場で売る人のこと。職人はキャラクターの靴やファッションなど、商品を作り、価値を高めて売る人のこと。このように、実際にお金のやりとりをして、それで稼げます。ほぼゲームの中が現実世界なんですよ。

農民にとってはダンジョンに行ってアイテムを取ることが、山で耕作するのと同じぐらい大事なことになってくるわけです。私が子どものころは「ゲームばかりしません。」と叱られたものですが、「ゲームばっかりしなさい。仕事でしょ。」となるわけです。

なぜNFTが話題になり始めたか

話題になったきっかけは、高額取引がニュースになったからです。2021年Twitter社のCEOにして創業者ジャック・ドーシー氏の最初のツイート。

ジャック・ドーシー

それがなんと3億6000万円で落札されたのです。証明書付きのデジタルデータ。その証明を可能にした技術がNFTです。ツイートが3億6000万円で売れたことがある人はいないと思います。

今まではデジタルデータは、スクリーンショットして、拡散したり流用したりしていた無法地帯でした。なぜならデジタルデータは無料だと思ってるからです。それが「有料なんだよ」って知らしめたんですよね。そしてついにデジタルアート界で大激震が起きました。同じ2021年 ビープルと呼ばれているアーティストは75億円でデジタルアートが落札されました。現役で活躍しているアーティストの中で歴代3位です。

全てのものに価値のあるものとないものが生まれるように、もちろん値段がつかないデジタルデータももあります。石ころに値段がついていないのと同じです。

NFTがついていれば、必ず価値のあるデジタルデータと言うことではありません。本物だと証明、NFT化したところで誰も買い手がつかないデジタルデータの方が多いでしょう。しかし、「売れる時代にもなったよ。」ということなのです。

LINE、メルカリ、DMM、名だたる企業がNFTの取引所を開くと表明しています。世界最大の取引であるのOpenSeaというところがあります。いろいろなデジタルデータやアートが売っています。そして基本的には仮想通貨のイーサリアムで売買されています。なぜビットコインではないかと言うと、ビットコインにはなくてイーサリアムには、ある機能がついているからです。それがスマートコントラクトと呼ばれる、中に情報を入れられるハンコみたいな機能です。

ビットコインにはそのハンコのような機能が備わってないのです。

イーサリアムの技術をベースにNFTが作られているので、イーサリアムで売買されることが多いのです。円でも売買できる取引所も出てきているんですが、まだまだ規模は小さいです。多くは仮想通貨のためのウォレットを作って、そこから利用して仮想通貨経由で買うようになっています。

買いづらいと言う人の方が多いです。LINEメルカリGMOが入ってきているわけなので、日本で 既に「nanakusa」という円で決済できるプラットフォームも出始めてはいます。

これからはイーサリアムでも円でも決済できるところが増えます。高いアートだけじゃなくて、ちょっとした金額で買えるデジタルデータも出てきます。1000円、2000円で買えるデジタルアートも増えてきます。

まず最初にアートが取り入れられたのは値段のインパクトがあったからです。NFTの出始め時は、まだ取引コストが高かったのです。一つのNFTを売るのに2~3万円かかっていたのです。手数料負けしないように高額のNFTを売ろうと高くてデジタルで売る意味のあるデジタルアートが目についたわけです。これからどんどん決済手数料やコストが安くなっていきます。そうなっていくといろいろなものが売られていき100円200円と言うようなものが売ったり買ったりできるようになります。

関係する業界を見ていきましょう。アートで言うと非常に話題になったのが「クリプトパンクス」いうプロジェクトなんです。24 × 24ピクセルのドット柄の顔のアートなんですね。

アイコンとかに使う気軽な感じです。これをなんと1万点作ったんですよ。そしてそれぞれ全部顔が違うんです。 作り方も面白くて、AIに作らせたんです。その中の1つが2021年、なんと8千万円で購入されたんです。クリプトパンクス自体が急に価値あると上がり、1万個しかないし、その中の一つひとつはオンリーワンなんです。大手決済会社のVISAが高額でこのクリプトパンクスの顔を1つ1850万円で購入しています。個人だけじゃなく企業もこのアートを値段が上がることを見越して買っています。今は 正直NFTバブルで、いろんなものが売られていますが、大事なのは、10年後20年後でも価値があるかどうかです。これは目利きの部分ですよね。「クリプトパンクスならばどれでもいいや」といった話じゃないんです。

急に儲けようとするとつまずきます。

「これはどういう技術で一体なんで話題になっていて、高額な値段ついているのかな?」と考える必要があります。クリプトパンクスが爆売れしたことで、類似の方法で後追いしているアートもあります。猿の絵を1万点、猫の絵を1万点など。それも即完売しています。しかし、今は高額だけど、その翌年も高額なのかはわかりません。後追いの商品は後で値下がりするかもしれませんので焦って購入しない方がいいです。

NFTはリアルのアートを売るのにも便利なのです。リアルなアートでも、「証明書をなくしたらどうしよう」、「本物かどうか」というのがデジタルと同じくポイントです。リアルのアートの証明書もNFTで出すことで、流通させやすくなります。1番のメリットが、転売されたときに元のアーティストにもお金が入ることです。NFTで追跡ができることで、転売される時もロイヤリティーとして何%か製作者に入るという設計です。

アーティストにとって、これはとても助かるシステム。だからアート界も沸いてるんです。この技術で今まで取りこぼしていた利益が取れるようになのです。

草間彌生さん村上隆さんという世界レベルのアーティストも反応しています。村上隆さんもすぐNFTを始めようとして出したんですが、もう少し仕組みを整えたいと、出品を取り下げました。「どうやって売るのか、どんなルールを付け加えるのかが難しく、一度売ってしまうと意図しない使われ方がされてしまうので、準備します」と言う形です。しかし、それぐらい注目の技術なわけですよね。

NFTで儲かる

NFT=アートだけではありません。どの業界の人にも、圧倒的にメリットをもたらします。

インターネットがもたらしたものと同じぐらいのメリットをNFTがもたらすと言われています。

ゲームのキャラクターのファッションもその一つです。個人でも自由にデザインできる時代です。今あるブランドもそこに目をつけています。 Apple Watchでもエルメスとコラボしたりしてますよね。デジタルコンテンツでもブランドが求められます。既にアバター用アパレルと言うところも出てきています。

アーティファクト(RTFKT)というアバターのためのスニーカーブランドがあります。本物のようなスニーカーが展示され、実際に販売されています。メタバースの世界では、互換性が発展し、今までのゲームやサービスのように別々のアバターではなく、同じアイテムが使えるようになります。NFTデータで、買ったものをよその世界に持って行っても使えるようになります。

トレーディングカードでも革命が起きると予想されます。どのカードを誰が持っていて、誰の手を経てきたかが、追跡できるようになります。欲しい激レアカードがすぐ検索でき、価格交渉し、売買されるようになります。NFTにより、本物だと証明でき、さらに買ったらすぐ届きます。

ただ、データがNFT化されていても、そのデータが偽物の可能性はあります。今は自由に誰でも出品できますが、将来的にしっかり審査された人だけが出品できるようになると予想されます。

チケットのNFT化も期待されています。チケット転売問題が解決されるからです。誰が何枚購入し、売られらているか、追跡できるからです。本当にライブに行けなくなったから、売るということが可能になります。転売ヤーは撲滅できるし、行けなくなったらスムーズに売ることができます。

音楽の世界にも大きな変化をもたらします。Spotifyの調査によると、年間収益が5万ドルを超えているアーティストは、1.3万人です。コアなファンが1,000人いても、ライブも物販もコロナ渦で厳しい中では食べていくのは難しいのです。スーパーメジャー級しか生き残れないのが、ストリーミング配信が主流となった今の音楽業界です。NFTはこういったアーティストにも光になります。NFTで数を限定して曲を売流ことができます。例えば、曲を100部限定で配信したとします。限定なので、価格はプレミアが付き、コアなファンが1000人いたら、それで収益が上がります。

さらに価値が上がれば、転売も可能で、転売されたら、アーティストのもとへも、ロイヤリティが入ります。コアなファンが少しでもいれば、クリエイターが続く時代になります。共有からNFTによる販売へ変化していきます。情報や画像データをいれることもできます。

「この音楽を買うと、歌詞カード、リハーサル映像もついてきます」フルせットでダウンロードいただいて、五千円です」

ファンだったら買いますよね。

ネット配信のように、共有できるものもありつつ、NFTのように独占できるものもある世界になってきます。デジタルなもので、1個しかないよ、俺のものだよが証明できるデジタルデータの時代がくるのねとわかってください。アートの世界とか自分とは遠い世界ではなく、ゲーム・ファッション・スポーツ・音楽がメタバースという世界に全部取り込まれて、売買できるようになり、より楽しい未来が待っているとご想像ください。

NFTの問題

認知度の問題

まだ大企業・有名人・大型の知的財産(ポケモン・マリオ・遊戯王)はまだ慎重な姿勢を見せています。独自のカルチャーやコミュニティを持っているからです。こういったところが参入してくれば、いよいよ本格的にNFTの時代が始まります。有名アーティストが数量限定で配信、買った人が転売、、ロイヤリティもアーティストに入ることも出てきます。

審査の問題

誰でも何でも出品できると、粗悪なものが出てきます。

法整備の問題

「所有権」は法律で保障されていますが、「デジタルデータ」にはまだありません。例えば、デジタルデータが盗まれて、裁判になった時に、所有権に関しては、まだ確率されていないのです。これもいつか整備されていきます。

デジタルデータの所有権を法律で明記する、取引において法律はとても大切です。暗号資産が出始めたころは、暗号資産に関する詐欺が多くありました。盛り上がり法整備が追いついていなかったからです。法律がないと、裁けないですからね。株とか債権の売買に対する法律はきっちりあります。これからデジタルデータの売買や所有に関する法律も整備されていきますが、今はまだ曖昧なため、詐欺や売買のトラブルは多く出てきます。新しいものだから、チャンスも多いのですが、リスクもすごくあるのです。

何となく人に言われて取引するのはやめておきましょう。

使いやすさの課題

最大手の取引所のOpenSeaでも、仮想通貨のイーサリアムが主流で、手数料もまだ高いです。直感的な取引や操作は難しいので、勉強が必要です。

試しにウィレット作る、少額で買ってみる、商品のラインアップを見てみる、などからはじめてみてください。

NFT取引の始め方

OpenSeaは世界最大の取引所NFTの販売を行なっている最大手(月250億円の取引)です。ぜひ使いたいプラットフォームです。

MetaMaskのとイーサリアムの入手

仮想通貨で取引します。イーサリアムなどが対象の通貨です。著名人の作品が購入可能です。登録すれば誰でもオークション形式で購入可能です。

パソコンさえ持っていれば、NFTの作成が無料で行えます。OpenSeaでは、NFTの作成に手数料はかかりません。

販売方法は2種類あります。

販売価格を設定する方法

オークション形式で販売する方法

NFT売買の流れ

1、コインチェックの口座開設をします。

インターネットのみで講座を開設できます。アプリをインストールします。

2、イーサリアムを購入

3、イーサリアムをMetaMaskへ送金します。

MetaMaskはウォレットと呼ばれる財布みたいなものです。

4、OpenSeaとMetaMaskを関連づける

OpenSea
OenSea

5、NFTを売買する

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