今年のクラス、先生は最高だった。だからこそクラス替えが憂鬱。
今年のクラス、先生は最悪だった。だからこそクラス替えが待ち遠しい。
3月はこのようなモヤモヤした気持ちが、親にも子どもにも渦巻いています。
運に任せて、行動を何も起こさないと新学期が始まってから、
「こんなはずじゃなかった」
となってしまいます。
何をどう行動すればいい、させればいいかわからない、そんな時は、
行動を「定数」と「変数」に分けて、考えてみましょう。
定数と変数で冷静に行動計画を立てよう
定数と変数はプログラミング用語です。プログラミング的思考を日常で使うと、論理的に判断でき、感情に潰されず冷静に判断できるようになります。
だから義務教育で導入されたのですね。
定数とは、自分の判断や行動で変えられないもの。
・先生や友だちから好かれたい
・入学式は晴れてほしい
・もっと人気者になりたい
・同じクラスになりたい
特に人間関係は、その時の状況や運が大きく関わるので、定数として、扱います。
では、あきらめるのか?というと、そうではありません。
そこで考えるべきは、
自分の今からできる行動=「変数」
です。
大切なので、もう1度言います。
変数とは、自分の今からできる行動のことです。
ここに焦点を当てて、考えていきましょう。
例:自分の子を4月からもAさんと同じクラスにしたい場合
・理由を明確にしておく
・担任に伝える
・配偶者からも伝えてもらう
・協力してもらえる人に相談する
・とにかく子どもにできることはしている姿を見せる
・一緒になれなかったときのことも子どもと話をしておく
自分の行動を変え、不安を吹き飛ばすたった1つの考え
さて、変数を考えていくと、どうしても不安も付きまといます。
例えば、「もしモンペと思われたらどうしよう」、「叶わなかったらどうしよう」、など。
しかし、これらは「定数」であり、自分で変えることは困難です。ただ、しつこいようですが、自分の行動は変えられます。
そこで、変数に、「if then(イフ ゼン)ルール」を加えます。
これは、「もし、〇〇なら、〇〇の行動、考えをする」とルールを決めてしまうという考え方です。
・もしモンペと思われたらどうしよう、その時は理由を説明しよう
・もし叶わなかったらどうしよう、その時は子どもと話しあおう
あるいは、
・もしモンペと思われたらどうしよう、そうならないように、今から理由をしっかり考えよう
・もし叶わなかったらどうしよう、その時のために、今から子どもとAさんとの今後を話し合おう
このようにパターンを想定し、行動を決めておきます。
そうすると、いざ期待通り周りが動かなくても、自分の行動に焦点をあて、冷静になれます。
3月は、どうしても不安が消えない月ですが、悩んでも焦っても、仕方ありまぜん。まずは、自分の考えを定数と変数に分けることから始めてみましょう。
1つ1つの行動は小さくても、変えらるのは今の行動だけです。焦らずにいきましょう。